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継続パターン 三角持ち合い

Adam Lienhard
Adam
Lienhard
継続パターン 三角持ち合い

継続パターンは、横ばい方向の値動きが既存の価格トレンドの一時的な休止に過ぎないことを示しており、今後の動きはパターン形成のときと同じ方向になります。 この記事では、三角持ち合いの継続パターンについてお話します。

継続VS反転

継続パターンは時間軸の観点では、反転パターンとは異なります。 反転パターンのほうが、形成に時間がかかり、結果として主要なトレンドの変化がおきます。 反対に、継続パターンは短時間で掲載され、短期間~中期間のパターンに分類されます。

三角持ち合いは最も重要な継続パターンだと言われています。 三角持ち合いには、3つの種類があります。対称トライアングル、上昇トライアングル、下降トライアングルです。

三角持ち合いパターンは、一定の期間の後、取引の線がトライアングルの頂点で一点に集まると完成します。 交差するトレンドラインは、パターンの幅を測定することで時間目標を示しています(パターンの水平の幅が20週であれば、価格の突破は13週から15週の間に起こると予測される)。

一般的な規則として、価格は以前のトレンドを、三角形の水平幅の3分の2と4分の3の間の特定のポイントで突破します。 価格が上昇トライアングルの上のトレンドラインを突破すると、取引範囲の上限の突破のサインです。

上昇トレンドの場合、突き抜けたラインは支持線となり、下降トレンドの場合、ラインは抵抗線となります。 最も大切な条件のひとつは、単に価格がトレンドラインをブレイクするだけではなく、突き抜けたトレンドラインの後ろでクローズすることです。

三角持ち合いパターンの形成に1~3ヶ月がかかった場合、これは中期のパターンだとわかります。 他方、1ヶ月いないに三角形が現れた場合、フラッグのような異なるパターンの可能性があります。 これらの基礎は長期間のチャート上のトライアングルにも適用できます。

対称トライアングル

この三角形は、2本のトレンドラインが1点で交わることで形成され、上側のラインは下降の傾斜、下側のラインは上昇の傾斜です。 左側の垂直のラインはパターンの高さを測っており、三角形の底辺と呼ばれています。 右側で2つのラインが交わっている場所は三角形の頂点と呼びます。

例:上昇する対称トライアングルでは、ひとつの点で2つのトレンドラインが交わっているのがわかります。 左側の垂直のラインは三角形の底辺を表しており、他方、右側の点は三角形の頂点を表しています。

このパターンが正しく形成されるためには、最低4つの反転ポイントが必要です。 うえのチャートでは、ポイント1から三角形が始まり、ここから価格が上昇方向に持ち合いを始めます。 その後、価格はポイント2まで後退してから、ポイント1より低いレベルのポイント3まで上昇します。 ポイント3から価格が下落するまで、上昇のトレンドラインを描くことはできません。

上昇トライアングル

上昇トライアングルは、上昇するトレンドラインと水平方向の直線との交差によって形成されます。 これはつまり、市場で売り手よりも買い手のほうが圧倒的に多いということです。 このパターンは上昇パターンだと言われており、上限を突破することでパターンが完成します。

上昇トライアングルのパターンは、価格が上方のトレンドラインに近づいたときに完成します。 この突破は高密度の取引量に伴って起き、上方のトレンドラインが支持線として機能します。

目標価格の下限は、三角形の底辺の長さ(下の図式では点Aから点Bまで)を測定し、価格の突破点(点C)から、それと等しい上向きのトレンドラインを引くことで決定します。

上昇トライアングルパターンは、通常、トレンドの継続を意味します。 しかし、下降トレンドの終わりに現れた場合は、時折、反転を意味する可能性もあります。 このパターンから価格の突破が起きた場合は、上昇トレンドのシグナルであることが多く、特に、三角形の上方のトレンドラインが突破された時はその傾向が強くなります。

下降トライアングル

下降トライアングルは弱気のパターンで、上昇トライアングルとは正反対です。 下降トライアングルは、下降トレンドラインと下側の水平のトレンドラインの交差によって形成されます。 この三角形は、買い手よりも売り手のほうが非常に多いことを示しており、下降トレンドラインを割り、取引量が多い状態で、価格がトレンドラインの下でクローズした場合、価格が下落する可能性が高いことを示しています。 このパターンの測定方法は上昇トライアングルと同じです。

上昇トライアングルと同じように、下降トライアングルも、価格の頂点で現れた場合は反転パターンとして機能します。 終値が水平のトレンドラインの下まで下落した場合、以前のトレンドの反転のシグナルになり、下降トレンドの始まりになります。

取引量の重要性

三角持ち合いパターンの中で値動きが限定的な場合、取引量は現象しがち(正確には、すべての継続パターンで同様)です。パターンを完成させるトレンドラインが突破されると、取引量は急激に増加するはずです。

トレンドラインの突破後の価格の調整的な動きには、取引量の現象が伴います。そして、この取引量は価格が再びトレンドの軌道に戻ると増加します。

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