Forexの取引セッションと取引時間を理解する
Forex市場は1日24時間、週5日継続的に運営されています。 しかし、どの取引セッションかに応じて、市場の活動量と流動性は1日を通して変化します。 Forex市場の取引時間について学び、取引セッションが取引の結果に影響を与えるかどうか確認しましょう。
まず、Meta Traderの端末時間について
取引セッションの話をする前に、MT端末が採用しているタイムゾーンを確認する必要があります。 Headwayでは、Meta Traderの端末時間はGMT+3のタイムゾーンに設定されています。
デスクトップでは、マーケットウォッチウィンドウで端末時間を確認できます。
モバイル版では、クォート画面に移動して確認しなければなりません。 端末時間は取引商品のシンボルの下に表示されます。
メイン取引セッション
一般的に、Forex市場では、平日の5日間が取引日になっています。 ですが、タイムゾーンによって毎日複数の取引セッションがあり、それぞれのセッションは活動の中心地(ふつうは特定のマーケットや街)にちなんだ名前がつけられています。 トレーダーは通常、4つのタイムゾーンの取引セッションに区別しています。
シドニー時間 このセッションは世界中のForex市場の中で新しい1日の始まりを告げるものです。 この時間帯の間は、オーストラリアドルなどの金融商品が活発に取引されます。
アジア時間 この時間の間は、世界の主要な金融の中心地が閉まっているため、取引量やボラティリティが低くなりがちです。
欧州時間 世界最大の金融市場であるロンドンと、他の主要な市場がオープンするため、このセッションは取引量が多く、ボラティリティが高いことで知られています。
北米時間 この期間は世界で2番目に大きいニューヨーク市場がオープンするため、ボラティリティと取引量が多くなります。 この時間に、ほかの主要な金融市場もオープンしていることも、非常に活気がある一因です。
オーバーラップ時間 一定の期間中、2つのセッションが同時に行われるオーバーラップ時間があります。 たとえば、欧州時間と北米時間の重複は、12:00 p.m.から始まります。 (GMT)そして4:00 p.m.に終わります。 (GMT) この時間中はボラティリティが高まり、取引量が増えることで知られています。
最適な取引セッションの見つけ方とは?
取引セッションを選択するときには、多くの要因の影響を受けます。 ご自身の取引スタイル、好みの通貨ペア、現在の市場の状況に基づいてセッションを選ぶべきです。
取引のスタイル. デイトレーダーは、ボラティリティが高く、取引量が多いため、欧州時間か北米時間を優先するべきです。 他方、スイングトレーダーはボラティリティが低く、取引量が少ないアジアセッションを選ぶべきです。
通貨ペア オーストラリアドル(AUD)とニュージーランドドル(NZD)の取引に重点を置くなら、この2つの通貨の動きが活発になるアジアセッションの時間帯に取引する方が効果的かもしれません。
市場の状況 特定の取引セッション中に発生する可能性のある主要なニュースイベントや経済データの発表に注意しましょう。市場の変動性が高まり、取引のチャンスが増える可能性があります。
個人の好み 取引セッションはご自身の好みや利用のしやすさによって選んでももちろんOKです。 例えば、お客様がアラブ首長国連邦に住んでいる場合、欧州時間が選択肢に上がってくるでしょう。 ブラジルにお住まいの場合、北米時間がもっとも取引しやすいでしょう。
Forex市場で利益が出やすい時間、出にくい時間
Forexの取引に最適なタイミングと最悪のタイミングは、トレーダーの戦略と取引する通貨ペアによって決まります。 ここでは、一般的な知識について解説します。
取引で最も大きな利益を得られる時間帯は下記です。
欧州時間と北米時間の間 これらの時間は最も取引量が多く、流動性が高いため、スプレッドがタイトでスリッページが低くなります。 一般的に、この期間は午後12時から午後4時に起こります。 (GMT)これは欧州時間と北米時間のオーバーラップが起きるタイミングです。
主要な経済データの発表がある期間。非農業部門雇用社数、GDP、インフレ率などの経済データの発表は、市場に大きな変動をもたらすため、取引のチャンスが増えます。
ボラティリティが高い期間。 大きな利益を生み出すチャンスがあるため、高いボラティリティを好むトレーダーもいます。 これは、ニュース発表がある時期や地政学的に不安定な時期に起こります。
取引で最も利益が小さくなりがちな時間帯は下記です。
アジア時間の間は取引量が少なく流動性が低いため、スプレッドが広く、スリッページが大きくなることが特徴です。
長期休暇の期間。 長期休暇の期間は取引量が少なくなりやすいため、流動性が低く、スプレッドが広くなります。
金曜の夜と日曜の朝 この時間には取引量が少なくなることが多く、スプレッドが広くスリッページが高くなります。
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